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急に秋が来て、というか急に夏が死んでしまって、急に我に返ったような気がしています。



私は自律神経があんまり強くなく、夏の間は、日々夏バテで朦朧としていて
毎日「今日一日がどんなにつらくても、乗り切って家に帰ったら倒れこんで眠れる」というような
毎日が短距離走のような気持ちで、日々を過ごしていたんです。

ということに、秋になってみて、気付いたんです。
一日が終わっても、半死状態になっていないというか。余力があるというか。
ようやく、普通に人並みに体を動かせるようになって、本当にほっとしています。
夏の間、本当に何もしてないので、そろそろいろいろ頑張ります。。



この夏、一番よく聴いた歌がVAMPSのAngel Tripでした。

「はめ外してもっと騒ごう 壊れそうになって騒ごう」「辛くても笑って」という言葉が
この夏の間に見た景色の鮮やかさや、光の強さ、日々の疾走感にとてもピッタリしていました。
理性を失って夢中になる感じ。そして夢中になっていると何も怖くなくなる感じ。
暑さで苦しまなくてすむようになった今だから他人事のように言えますが
狂乱にも似た感情的な美しさのある季節ですよね。

今年の夏は、良い夏でした。無事に乗り切れました。



涼しくなると、暑い間に一度も思い出しもしなかった小沢健二が聴きたくなりました。
このことをTwitterで「長袖みたい」と言うと、共感してもらえて嬉しかったです。

『いちょう並木のセレナーデ』、甘くて美しくてロマンチックで、苦しくなります。
この動画、音があんまり良くないので伝わるかどうか不安なのですけど
これから訪れる秋という季節がどんな季節だったのか、思い出させてくれる曲だと思います。
おざけんさんの歌の中で、私、この歌が一番好きです。

寒さを孤独感や不安や恋しさに間違えてしまう季節だと思います。秋。
この時期に心細くなると「寒さを勘違いしているだけだ」と自分に言い聞かせます。秋。
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by pinngercyee | 2012-09-29 23:08 | 日々
東中野silent musicで催されている金田アツ子さんの作品展『OTOMECHICA』へ行ってきました。

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仕事帰り、遅い時間になってしまって、ほぼ初めて歩く東中野の住宅の中を
地図を頼りに歩いていくと、会場となるsilent musicは、小学校先左手に上がる坂の途中に
慎ましやかに存在しているのを見付けることが出来ました。



アツ子さんと知り合ったのは、もう何年前になるでしょう。
私が井の頭公園近くの部屋に住んでいた大学生の頃、一人で時間を過ごすために訪れる
家から近い喫茶室といえば井の頭公園駅前の『宵待草』でした。
ミントグリーンとクリーム色の壁をした路面に向かう喫茶店だった小部屋は
ギャラリーになった後も、ささやかな飲み物と静かな時間を供してくれる場所でした。
宵待草を私は時折訪れては、色硝子越しの窓の外の景色、それは雨の日だったり
夏の終わりの緩慢な緑が風に吹かれるところだったり、夜の景色だったりするのですが
そういった中で、私はひとり、本を読み、手紙を書き、考え事をして時間を過ごしていました。
この場所については、閉店する折に、街はぴ内で記事を書いています。
よければそちらもご覧ください。

前置きが長くなりました。
当時の宵待草の店内奥で、長い髪を纏めて静かに給仕していたのが金田アツ子さんという
少女画家の人であることを、私は宵待草の店内で販売される少女画の絵葉書を購いながら
最初の頃は知りませんでした。
一人で宵待草を訪れている時期も、私とアツ子さんはずっと会話を交わしませんでした。
私とアツ子さんが初めて会話を交わしたのは、だいぶ後になってからのことです。
ずっとお話ししてみたかった、店の奥に空気を統べるように佇む長い髪の凛とした女性が
金田さんその人であることを、私はその時に初めて知ったのだったかもしれません。

金田さんの描く少女画の(ご本人は乙女と呼んでいるので少女画というのは相応しくないのかもしれませんが)
少女の視線の揺るぎなさに、私はずっと恋をしているのだと思います。
少女たち、と呼ぶのは間違っています。作品の中の彼女はそれぞれに一人きり(多くて二人)であり
額縁の中に存在するひとつひとつの作品の中で、それぞれのものを見つめています。
夕焼けを見つめ、遠い目をして手を振る少女。
光の中に佇みながら、迷わぬ瞳でこちらを見つめている少女。
月や闇や金魚や花々纏いつつ、柔らかい悲しみに視線を沈める少女。
窓の外の記憶の幻を見つめる少女。
そして目を瞑り、今ここにないものを想う少女。
彼女たちの、一人きりである凛とした存在と、その視線の先への慈しみや悲しみに
私は、金田アツ子さんの作品を見るごとに、息が止まる思いがします。

『少女』や『乙女』という言葉が商業的な概念を持ち、記号的なキャッチコピーとして消費される中
本質的な概念としての『少女』や『乙女』というものは、決して揺らがないものであることを
私は心強く感じます。
『少女』や『乙女』と呼ばれるものが、年若いだけの娘や過剰装飾の服を着た女性を指すのではなく
彼女たちにしか持ちえない美を見出すことのできる視線を持つ精神の清らかさが
『少女』や『乙女』という言葉の概念の核であるのだと、私は金田さんの絵を見るたびに知るのです。



本当に前置きが長くなってしまいました。
音楽家・久保田恵子さんのプライヴェートギャラリー・silent musicで催された今回の展示は
『マリア様のお庭』と題されたものに相応しく、清廉なお庭を備えた美しい場所での
素晴らしいものでした。
訪れたのが日の落ちた後だったため、お庭の写真は撮ることが出来ませんでしたが
古い映画の中で見たような70年代風のクラシカルな応接室の中に並べられた
百点にも及ぶ作品たちを見て貰えれば、それが『乙女』という概念の核を備えた
清らかな空間であることを、感じ取って頂けると思います。
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室内に置かれた大きな黒いソファー、木製のテーブルセットでは
菓子職人でもあるアツ子さん手作りのケーキと、飲み物を頂くこともできます。
私は、この場を訪れる前から決めていた『いちじくのチーズケーキ』と
イギリスから取り寄せるというエルダーフラワーシロップの曹達割りを頂きました。
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初めて嗅ぐ香りと、柔らかい不思議な甘さの飲み物で、こちらでしか飲めないとのこと。
静かな闇に沈んだ夜の時間に、相応しいものに思えて、美味しかったです。



この展示は、明日の日曜日まで催されています。
もし、この週末に時間のある方は、訪れてみて下さい。
少女の揺らがぬ視線の強さと清らかさを、そして乙女という概念を体現した作品群の抱く
強さや優しさや、柔らかい悲しみや、暖かな慈しみを、息を止めながら確かめてみて下さい。

金田アツ子作品展 オトメチカ in Silent Music〜マリア様のお庭〜
◆会期◆ 2012.9.16(日)~23(日)12時〜20時 
◆場所◆ Silent Music  中野区東中野5-11-2 (JR総武線、東中野駅から徒歩5分)
*オトメチカ洋菓子&喫茶店* 同時開催
silent music
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by pinngercyee | 2012-09-22 15:34 | 記憶
『めっきらもっきらどおんどん』
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有名な絵本なので、ご存知の方も多いと思います。
私も、この本を何度も繰り返し読んでもらい、夢中になった子供の一人でした。

遊ぶ友達が見つからなかった少年は、神社の境内でめちゃくちゃな呪文を唱えます。
そして木のうろに落ちた少年は、闇夜の世界で三人の妖怪と出会います。

丸太に乗って空を飛び
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したたるように柔らかい餅のなる木でお腹いっぱい食べて
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海の見える不思議な水晶玉を覗き込み
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山を飛越し、月に届くほどの縄跳びをして遊びます。
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少年が、ふと現実の世界のことを思い出して、一度に夢がはじけてしまう最後まで
大人になった今でも、夢中で読み進めてしまいます。

この主人公の少年は、あの三人と出会って夢中で遊んだ日のことを
大人になると「小さい頃に見た夢」として思い直してしまうのでしょうか。
それとも、「子供の頃に出会った三人の友達との記憶」として憶えているのでしょうか。
そんなことが気になります。

かつて子供だった人たちと、今を子供として生きる人たちへ
リボンをかけておくりたい、三人の妖怪たちと夢中になって遊ぶ日の記憶。
私は身近な友人に子供が居たら、きっとこの本を贈りたくなると思います。
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by pinngercyee | 2012-09-17 17:02 |
『かいじゅうたちのいるところ』で有名な絵本作家センダックです。
『かいじゅうたちのいるところ』しか、知らない人に
センダックがどんなに強く美しい本を書いてるか、知ってほしいです。一ファンとして。

『まどのそとのそのまたむこう』
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タイトルが良いですよね。『窓の外のそのまた向こう』って、手が届かない場所の象徴みたい。
「子供向け」の名目で数々の良質な絵本を書いているセンダックが
この本に関しては、美しい絵本を書こうと思って書いたのだろうなということが感じられます。

ホルンの練習をしている少女の傍らで、窓から忍び込むゴブリン達が
氷の人形と引き換えに、妹である赤ちゃんを攫います。
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妹を攫われたことを知った少女は、ゴブリン達を追うために窓枠を越えて外の世界に向かい
辿り着いた洞窟で、ゴブリン達の正体を暴いて、妹を奪還して戻る話なのですが
何よりも、描かれている世界の描写が美しいです。
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船乗りの父からの手紙。庭のあずまやに居る母。それを取り巻く美しい草花。
その世界の中で、攫われた妹を取り戻すことが出来るのは、少女でしかないのです。
物知り顔の大人が「暗い」「不気味」と切り捨ててしまうこの緻密で繊細な絵本世界は
少女自身が戦わなければいけない彼女にとっての現実です。

子供は、守られるための子供として生きているのではなくて、小さな人間として生きています。
それぞれの場所で守るべきものもあるし、立ち向かうべき時もあります。
そんな当たり前のことを、少女を一人の自立した人間として描くことで思い出させてくれる
この本は、子供時代の私にとっての、標のような一冊でした。
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by pinngercyee | 2012-09-17 15:57 |
二冊目は『ロミラのゆめ』
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ネパールに暮らす少女ロミラについての絵本です。
日本で子供として生きている私、とは全く違った世界で生きる少女ロミラの暮らす日常は
絵本の挿絵の力もあるとは思いますが、とてもロマンチックで素敵なものに思われました。
(きっと大人になってからこの本を読んだんだとしたら
 私はおそらく、ロミラの暮らしに憧れや羨望を抱かなかったと思います。)

山を越えて、山羊を追う仕事の合間に、野生の果実でのどを潤すロミラ。
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自分にとっての普通である日本の夕食風景とは全く違う、電気のない家の中の夕食風景。
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夕食後、街灯もない田畑の中の道を抜けて、子供たちは一軒の家に集まり
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少女たちは奏でられる音楽や歌に合わせて、踊ります。
足首に鈴をつけたロミラのステップに合わせて、鈴の音が響くさまが見えるようでした。
羨ましかったです。夜中のダンスパーティ。
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神聖な山『マチャプチャレ』は、光に照らされて色を変えながらも
そのふもとの人々の暮らしを見守っていることが、伝わってきます。
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日々の中での信仰って、きっとこういうものなんだと感じました。



ロミラのことが羨ましかったです。私とは別の世界で暮らしている少女、ロミラ。
この本を開き、読み返すたび、ロミラの見ている世界を私は憧れを持って眺めました。

ウィキペディアでマチャプチャレを調べてみて、さっき初めて知ったのですが
「神聖な山なので、登山禁止で、人類未到頂」なのですね。
そのふもとに暮らす人々にとって、神聖であるということが
どういうことなのかということを考える機会になりました。

神聖さ。
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by pinngercyee | 2012-09-17 15:19 |
思いついたので、私が子供の頃に好きだった本のことを紹介しようと思います。
何十年も文庫で貸し出された実家の祖母の蔵書なので、本が汚いのはご容赦ください。。


『ゆうやけのじかんです』
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子供の頃の記憶を辿って、一番に思い出すのはこの本でした。
祖母はこの本のことを「子供の本として」それほど評価していなかったらしく
積極的に読み聞かせてくれたという訳ではありません。
祖母の蔵書庫になっている部屋の中で、幼稚園に入る前から私は一人で遊んでいて
この本を取り出しては、絵に見入っていました。

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白いワンピースを着て、白い帽子で顔が隠れた少女が一人、野原でブランコに乗っています。
『ギボギボ』と名付けられたブランコは、ひとこぎするたびに周囲の景色を変えて
少女を色んな世界に連れ出します。
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うさぎのぬいぐるみと、食べきれないほどのケーキを食べるという幻。
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海原の向こうに、真っ赤に燃える太陽が落日する瞬間を見ている時、
その赤さの最後の一滴が消える瞬間に、少女はその赤さの中へ飛び込みます。
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飛び込んだ中の世界で出会った蚊の『ポカ』とともに少女は音楽の導くままに進みます。
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音やリズムやメロディーに心が躍るまま遊ぶ少女と、もはや親友の『ポカ』。
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しかし、いずれ幻は失われ、少女はブランコをこぎ続けていた自分に気付きます。
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幻が幻であることを落胆することなく、少女は暮れゆく本物の夕日の赤さに向かって
その赤さの中に住んでいる親友『ポカ』に向かって呼びかけます。
「素敵なところにいるのねえ」「またねえ」
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これだけの内容ですが、私は子供の頃にこの本を読んで、本当に救われる部分がありました。
自分だけの見た幻の景色を、肯定してくれるという本は、あまり多くはありません。
大人は自分に見えず、子供が見たというものを、基本的に信じないものなので
自分の見た夢想や幻、そういったものを自分の中で肯定していいんだということを
私に教えてくれた一冊だと言えると思います。

ついでに子供の頃の話をすると、大人が当然という現実と、絵に描かれた物語の違いは
私は見分けることが出来ませんでした。
そのことで、小学校に上がってからも、長年不思議な子供扱いされた覚えがあります。
でもテレビのニュースでやる内容と、映画の中で繰り出される物語と
教科書の中の歴史と、昔話と、絵本の中のお話と、どこが違うというのでしょう。
現実と呼ばれることがらも、物語と呼ばれることがらも、両方本やテレビで描かれるものです。
ドイツの昔には魔女狩りがあったというし、魔法使いもいたかもしれない。
竜という生き物が居なかったかどうかなんて、そこらの大人には分からないのです。
人間や犬猫の命が重くて、虫や雑草を平気で殺していいという線引きも分からないし
私の見たもの、私の信じる現実を、大人が笑い飛ばすのも分からないという状態でした。
そういう子供を大人は微笑ましく『夢見がち』と呼ぶことも併記しておきます。

私は分別が付く前に本を与えられていたから、人よりもその兆候は強かったのだと思うのですが
現実にあるもの、ないもの、として小さなころから線引きできている子供は
それほど多いとは思いません。

そのことを、自分が子供だった頃に考えて、そして忘れてしまっている人に
この文章が届くといいなと思って、今これを書いています。
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by pinngercyee | 2012-09-17 14:47 |
という訳で三日目です。
三日目は時間がないのでさらっとです。



ホテルを出て、荷物を送り、伏見の喫茶店『クラウン』へ。
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店内入ってみて、淺井裕介君の絵が壁にあって驚きました。
淺井君に関してはこちら参照。⇒淺井裕介

正直何故こんなところに、です。重ねて言いますが、驚きました。

クラウンで軽くご飯を頂こうと思ってたのですが
珈琲メニューしか現在してないとのことで、珈琲だけ頂きました。



所用を済ますべく名古屋駅に移動。
朝ごはんは、名古屋なので、コメダでサンドイッチとミックスジュース頂きました。
(写真ないです)



時間ができて、栄に移動。
行って見たかった珈琲店『加藤珈琲店』はすぐ見つかりました。
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店内は明るく簡素な造りで、喫茶店というよりも
珈琲豆の販売所に試飲スペースを設けたという雰囲気でした。
一日目の西原珈琲店のような薄暗い静けさのお店を勝手に期待してしまっていたから
少し拍子抜けしてしまいながらも、頂いた珈琲は、さすがに素晴らしく美味でした。
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たっぷり二杯分をサーバーに、そしてホイップを添えて出してくれたのも嬉しい。
喫茶店として、店内の空気を保つことよりも、潔く珈琲の深みと向き合う場所としての
矜持を感じました。
拍子抜けとか言って、御免なさい。名古屋に住んでたら、ここに豆を買いに来ると思います。



後はバタバタと土産物を買って新幹線。
特に書くべきことは残っていないのですが、新幹線の中でぼんやりと
この数日間に見た、嘘みたいに澄んだ夏の空と、まぶしいくらいの百日紅の花の色を思い出して
気が付くとイヤホンをしたまま眠り込んでしまっていました。

三日間の名古屋は、知らない街の中を友人と二人で歩き
色んなことを感じて、考えて、泣いたり笑ったり、人生について思ったり
本当に忘れられない美しい時間を過ごすことが出来たと感じます。良い旅でした。
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by pinngercyee | 2012-09-09 23:35 | 名古屋
という訳で二日目です。
ちゃんと名古屋来るのほぼ初めてなので、今回は散歩というより観光に徹しました。



という訳で、名古屋の老舗というと、大須コンパル本店です。
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ガイド本とか見ると、こんな感じで、古い雰囲気ある喫茶店、という感じで写真が載ってますが
「古くて雰囲気ある老舗の名店」というよりは、
「何十年も名古屋の商店街の中で、日々人々に憩いを供してきた時間を積み重ねてきた店」とでも
言った方がしっくりくるような気がします。
名店であろうという矜持よりも、訪れる人に優しさと憩いを与える場所として存在してきた誇りが
感じられるというような。
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地下鉄を乗り継いで、覚王山へ向かいます。
目指したのは、覚王山アパート
ですが、水曜定休で閉まっていました。下調べが足りませんでした。残念。

覚王山の駅近く、梅花堂で鬼まんじゅう。薩摩芋入りの蒸しパンのようです。
人気が高く、予約しないと買えないこともあるそう。
ここも、地元民のやぎちゃんに教えてもらいました。
(鬼まんじゅう、写真撮るの忘れました)

覚王山は、若手のクリエイターやアーティストらが活躍するようなギャラリーや雑貨店が多く
なんだか、下北沢のような印象です。でも下北沢よりも小奇麗な気はしました。



地下鉄で名古屋大学へ。
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名古屋大学は、なんだかすごく、おおらかでアカデミックな気配の場所でした。
道を間違えて南山大学に辿り着いてしまったりしつつ、名大脇の住宅街にある
古本喫茶 リチル』へ。
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リチルは、右半分が古書、雑貨などの販売スペース、左半分が喫茶スペースになっている店内で
本の選び方や並べ方、その他雑貨の扱い方などで、ひとつひとつの商品に
誇りと愛情と美学を抱いているのが伝わるお店でした。
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喫茶店としても、とても居心地よく、素敵な場所だと思います。
大学の傍らに、こんな場所があるなんて、名大の人が羨ましく思いました。



名古屋駅に戻ってひつまぶし。
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本当のところ、神宮近くのあそこ行きたかったんですけども、並んでると聞いて
時間もないし今回は断念。すごい美味しいらしいというので、次回は来たいです。



この日もライブ。この日は死にかけずに帰れました。ライブに関しては割愛します。



夜ごはんは、昨晩間に合わなかった風来坊へ。
画像でかくてすいません。風来坊の手羽先は甘くておいしい。
無限に食べられる気がしました。
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こんな感じで二日目おわり。
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by pinngercyee | 2012-09-09 17:21 | 名古屋
(前略)
という訳で、名古屋に行ってきました(^u^)



ヨコイのあんかけスパ。
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名古屋の友人やぎちゃんが連れて行ってくれました♡
さすが地元民すごい。
あんかけスパ、語感と見た目で何となくマイルドな味を予想してたのですが
何か予想外にスパイス的な辛さが強くて驚きました。普通に辛い。
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メニューのそれぞれは、ソースは総て一緒で、乗っているトッピングの違いとのことです。
教えてもらわなきゃ絶対知らなかったです。



続けて連れて行ってもらった西原珈琲店。
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すごくいいお店でした。
名古屋で行った喫茶店の中で、個人的には一番好きでした。
夏の真っ白い日差しを忘れて、静けさのある暗い店内で、何時間も思案に籠れそう。



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観覧車にも乗ってみました。旅先では、とりあえず乗ることにしています。
絵に描いたみたいな夏の空。非日常も相まって嘘みたい。
ここで、名古屋についていろいろ相談に乗ってくれたやぎちゃん離脱。ありがとう♡



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そして名古屋城です。

最寄りの駅からお城に向かって歩くまで、夏の日差しはきつかったのですが
風景の一つ一つが大きく緩やかで、緑の濃度の強い長閑な空気が穏やかにありました。
お城の入場券は一人500円。年間パスもあるらしく、名古屋に住むとしたらこの近くに住んで
年間パスを買って、この穏やかな緑の空気の中を、散歩できたら幸せだと思いました。
何年か前に仙台に行った時に感じた空気と似ている気がしました。おおらかさというか。
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日陰のベンチでは、子猫たちが昼寝をしていました。
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日溜まりが、とてもきれい。永遠の昼下がりみたいな景色。

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そして本丸ですが、見た目は普通のお城なのに、中はエレベーターはあるは展望台はあるわ
すごい一大テーマパークというか、普通に見ていて面白い展示室とか、正直驚きました。
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めちゃくちゃ見晴らし良い。そりゃ、攻めて来られたら分かるわ、くらいの納得。
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階段が、上がり専用、下り専用と、分かれて二重構造で、階段好きの血が騒ぐ良い階段でした。
それにしても親切設計。

それにしても、これだけでかい城を、電気も何もない時代によく人力で作ったものだと
感心しました。石垣一つとってみても、想像を絶します。当たり前の話ですけど。
名古屋城、面白かったです。観光名所になるのもわかります。行ったらいいと思いました。



名古屋駅にバスで戻ってから、時間が少し余ったので、『モーニング喫茶 リヨン』へ。
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名古屋の喫茶店って、なんというか、一番大切にする部分が『居心地』『気安さ』『親切さ』なんだなと
だからモーニング付いたり、おまけが付いたり、するんだなーと、納得できた一軒でした。
私が喫茶店について思う時、重視しがちな『美学』だとかそういったものは度外視で
(勿論あるんだろうと思うのですが、それよりは、お客が居心地良く過ごすために)
肩ひじ張らずに居られる店でありたいというベクトルが強いように感じられました。

リヨンは珈琲を一杯頼むと、ホットサンドが自動で付いてくるというサービスぶりです。
ホットサンドを断ると、おまけの袋菓子を添えてくれました。やさしい。



この日はこの後、ライブで友人共々死にかけて汗だくになり、ホテルに戻ってお風呂入ってたら
行こうと思ってた風来坊は閉店時間をすぎてしまって、流れ着いた山ちゃんでご飯食べて寝ました。

一日目おわり。
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by pinngercyee | 2012-09-09 16:08 | 名古屋
先日、『音楽の見せる白日夢』でご紹介したライブに行ってきましたので、
街はぴ上で、レポートを書きました。

『ギターの見せる幻の夜』



本当に、ファンだからということを差し引いて、素晴らしいライブでした。
ライブというか、演奏会という言葉の方が似合うような気がします。

記事の中で貼りきれなかった写真をこちらでも少し。

kyoooちゃん。
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つま先が可憐で釘付けでした。じつは。

Jan Frenzyさん。
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山田庵巳さんと、フクロウ少女。
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by pinngercyee | 2012-09-02 18:05 | お知らせ