尾道猫散歩
尾道に行ってきました。
前回閉まっていた喫茶店『都忘れ』に今度こそ!というのが動機だったのですが
残念なことに、今回も閉まっていました。
よく見ると入口の看板に『火・水休』と(';')
目当ても失い、全くの猫散歩になってしまった今回ですが
猫散歩なところを書こうと思います。
*
路地
路地
青い空に映えて、金木犀がきれい。
クローバーの花もきれい。
志賀直哉の旧居があります。海が見える高台の、三間続きの平屋です。
今は資料館になっていて見学もできるのですが、前回見学したので今回はスルー。
「可愛いもの」が好きだったそうで、女物の鼈甲塗の簪や櫛を集めていたとか。
暗夜行路の石碑もあります。字は学習院の同級だった犬飼健が書いたそう。
犬飼健は犬養毅の息子です。
その隣にある目当てだった喫茶『都わすれ』。閉まっていました。
どうして入ってもいない(しかも閉まっていた)旅先の喫茶店が、今回の目当てにするほどに
印象に残っていたのかというと、この登り口の石段からお庭に通じる緑の美しさが理由です。
見て頂けるとわかると思うのですが、野花が散りばめられていて、まるでジブリの描く魔女の家!
店内へ続く入口も。
その上に茂る緑陰も。
これほど美しい場所は、なかなかないように思います。
お茶が頂いてみたかった!
閉じられた白く塗られた柵の間から覗いていると、猫さまと目が合いました。本日一匹目。
気を取り直して、路地をゆきます。
尾道らしい景色。
ぞっとするような階段。住みたいとか生ぬるいこと言ってたことを懺悔したくなる急勾配。
庭先の美しい花たち。目に色が刺さるみたいに鮮やかでまぶしい。
山の上にある公園。
海が見下ろせます。
本日二匹目。すぐ逃げてしまいました。
一休みしようと思ったベンチの脇にも2匹。
黒い方はベンチの下で微動だにしないので、死んでるのかと思いました。
近づいても全く逃げず、茶色い方は毛繕いをしていました。
猫には逃げられまくるので、逃げられないだけで相当嬉しい。間近でこんなの見れて。
隣のベンチに座り、持ってきたソーセージのパンを食べてると
死んでるのかと思ってた黒い方が寄ってきました。一口あげると食べました。
茶色い方も来たので差し出したのですが食べず。
食べ終わると、黒い方が私の傍らに来る。
猫の方から来てくれるとか人生ほぼないので相当嬉しい。
膝枕!!
内心キャーーーー♡♡♡くらいのテンションなのですが、平静を装い、恐る恐る背中を撫でる。
さらにドン!!!!!
キャーーーーーーーーー♡♡♡
もう鞄に詰めて連れて帰って、うちの子にしようかと思いました。
ゆきずりの恋でもいい!!!!
運命かと思いました。本気で。死ぬまで一緒にいる?みたいな。
十年後もこうして居る未来図とか脳内で描いちゃったりしつつ、平静を保ち、動かず30分。
その傍らを行き過ぎるロープウエー。
平静を保ちますが、海とか景色とか、ほぼ見てなかったです。
30分後、黒い不細工な恋人はひらりと身を翻して、姿を消してしまいました。
その後姿を呆然と見送る。脳内BGMはジュリーのサムライ。
黒い不細工な恋人の仮名はジェニーです。
お寺の裏側に下る道より下山。
本日五匹目、六匹目。
七匹目。かわいい。
階段フェチシズムを擽る美しい階段。
好い路地。
八匹目。写真ではわからないですが、白目むいて寝ていました。かわいい。
素敵な路地。
素敵な塀。
下山したあたりの裏道に居たしょぼくれた犬様。
JRの線路をくぐって道を渡ると、商店街です。
尾道浪漫珈琲。自家焙煎でサイフォンだそうです。美味しかったから珈琲豆を買って帰りました。
店内。有線放送じゃなくて、クラシックがかかっていまほしきお店でした。
少し歩くと海!!
お船!!
波に揺れる桟橋!!
暮れなずむ駅前。
同じく。
帰りの電車(1時間くらい)で読む本を探しに駅前ビル二階の書店に入り
新刊だった小川洋子の短編集を買って出ると、辺りは夜でした。
*
というわけで、猫散歩終わりです。ありがとうございました!
前回閉まっていた喫茶店『都忘れ』に今度こそ!というのが動機だったのですが
残念なことに、今回も閉まっていました。
よく見ると入口の看板に『火・水休』と(';')
目当ても失い、全くの猫散歩になってしまった今回ですが
猫散歩なところを書こうと思います。
*
路地
路地
青い空に映えて、金木犀がきれい。
クローバーの花もきれい。
志賀直哉の旧居があります。海が見える高台の、三間続きの平屋です。
今は資料館になっていて見学もできるのですが、前回見学したので今回はスルー。
「可愛いもの」が好きだったそうで、女物の鼈甲塗の簪や櫛を集めていたとか。
暗夜行路の石碑もあります。字は学習院の同級だった犬飼健が書いたそう。
犬飼健は犬養毅の息子です。
その隣にある目当てだった喫茶『都わすれ』。閉まっていました。
どうして入ってもいない(しかも閉まっていた)旅先の喫茶店が、今回の目当てにするほどに
印象に残っていたのかというと、この登り口の石段からお庭に通じる緑の美しさが理由です。
見て頂けるとわかると思うのですが、野花が散りばめられていて、まるでジブリの描く魔女の家!
店内へ続く入口も。
その上に茂る緑陰も。
これほど美しい場所は、なかなかないように思います。
お茶が頂いてみたかった!
閉じられた白く塗られた柵の間から覗いていると、猫さまと目が合いました。本日一匹目。
気を取り直して、路地をゆきます。
尾道らしい景色。
ぞっとするような階段。住みたいとか生ぬるいこと言ってたことを懺悔したくなる急勾配。
庭先の美しい花たち。目に色が刺さるみたいに鮮やかでまぶしい。
山の上にある公園。
海が見下ろせます。
本日二匹目。すぐ逃げてしまいました。
一休みしようと思ったベンチの脇にも2匹。
黒い方はベンチの下で微動だにしないので、死んでるのかと思いました。
近づいても全く逃げず、茶色い方は毛繕いをしていました。
猫には逃げられまくるので、逃げられないだけで相当嬉しい。間近でこんなの見れて。
隣のベンチに座り、持ってきたソーセージのパンを食べてると
死んでるのかと思ってた黒い方が寄ってきました。一口あげると食べました。
茶色い方も来たので差し出したのですが食べず。
食べ終わると、黒い方が私の傍らに来る。
猫の方から来てくれるとか人生ほぼないので相当嬉しい。
膝枕!!
内心キャーーーー♡♡♡くらいのテンションなのですが、平静を装い、恐る恐る背中を撫でる。
さらにドン!!!!!
キャーーーーーーーーー♡♡♡
もう鞄に詰めて連れて帰って、うちの子にしようかと思いました。
ゆきずりの恋でもいい!!!!
運命かと思いました。本気で。死ぬまで一緒にいる?みたいな。
十年後もこうして居る未来図とか脳内で描いちゃったりしつつ、平静を保ち、動かず30分。
その傍らを行き過ぎるロープウエー。
平静を保ちますが、海とか景色とか、ほぼ見てなかったです。
30分後、黒い不細工な恋人はひらりと身を翻して、姿を消してしまいました。
その後姿を呆然と見送る。脳内BGMはジュリーのサムライ。
黒い不細工な恋人の仮名はジェニーです。
お寺の裏側に下る道より下山。
本日五匹目、六匹目。
七匹目。かわいい。
階段フェチシズムを擽る美しい階段。
好い路地。
八匹目。写真ではわからないですが、白目むいて寝ていました。かわいい。
素敵な路地。
素敵な塀。
下山したあたりの裏道に居たしょぼくれた犬様。
JRの線路をくぐって道を渡ると、商店街です。
尾道浪漫珈琲。自家焙煎でサイフォンだそうです。美味しかったから珈琲豆を買って帰りました。
店内。有線放送じゃなくて、クラシックがかかっていまほしきお店でした。
少し歩くと海!!
お船!!
波に揺れる桟橋!!
暮れなずむ駅前。
同じく。
帰りの電車(1時間くらい)で読む本を探しに駅前ビル二階の書店に入り
新刊だった小川洋子の短編集を買って出ると、辺りは夜でした。
*
というわけで、猫散歩終わりです。ありがとうございました!
by pinngercyee
| 2011-10-15 22:26
| 日々