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『手しごとや 元我堂』に行ってきました。

完成したランプ第三号を受け取りに
『アートスペース』より『手しごとや』へ代替わりした元我堂へ初めて行ってきました。

今年の五月までのアートスペース時代は、ランプを作っている場所として
製本作業やいろいろで足を運んでいたのですが、代が変わってから、私が赴くのは初めてで
アートスペース時代は、人が集う場所だった元我堂がどうなっているのか
全く予想が出来なかったのですが、阿佐ヶ谷駅北の見知った道を歩いてその前に辿り着いてみると
以前と場所の趣を変えながらも、元我堂は人が憩っている場所で、そのことが何より嬉しかったです。
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この日は阿佐ヶ谷でジャズストリートが催されていたらしく、元我堂の店の前では
屋台が出され、お料理とお酒などが振る舞われていました。(注:店頭の屋台はいつもはありません)

久々にお会いした黒田さんにお願いしていたランプ冊子50冊(犬尾配布分)を受け取り
コップに並々の白ワイン(350円)を頂きながら近況などを話していると
元我堂を訪れた時に感じる安心感と言うか、なんというか暖かく用意された居場所のような
アートスペースで在った頃と変わらぬ『人の居る暖かい場所』というものであることが
感じられたような気がしました。

元我堂を訪れるたびに感じるのが、人との繋がりというものの暖かい力です。
こんな風に言うと、なんか胡散臭く聞こえてしまうのも百も承知なのですが
そういうしかないほど、この場所は人と一緒に一時の時間を過ごすということの暖かみを
教えてくれる場所だという気がするのです。
私は普段、おそらく人見知りの気があって(一度打ち解けるとそんなことないのだけど)
初対面の人に自分から話しかけることを実はあまりしないのですが
そんな私ですら、この場所を訪れると、微塵の疎外も感じずに、暖かく迎え入れられることを
初対面の人にも壁を感じずに、一時の憩いを楽しむことが出来ているということを、思い出しました。

お店の中は、アートスペースから代替わりしたこともあり、棚が作られて
さまざまなものが置かれていました。
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店内で、ギターを奏で続ける青年。
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写真の奥に写る新しい店主の方にご挨拶して、
元我堂が人が集う暖かい場所であったことが嬉しいと伝えると
「屋号の『手しごと』っていうのは、雑貨だけではなくて、色んなものを含める言葉なんです」
「人が手で作ったもの、たとえば音楽だって、料理だって、絵だってそうです」
「人の存在を大事にしたものを、扱っていける場所にしたかったんです」
と言うことをお聞きして、なるほどな、と合点がいったような気がしました。

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『手作りされた物』手捻りの食器や、誰かの手で大切に造られた物たち。
人々の生活の傍らにある音楽。料理。絵や漫画。書くこと。縫うこと。奏でること。込めること。
そんなものに封じ込められた慈愛のようなものを、人の暖かさの傍らに集めたような場所なんだと
訪れてみて、改めて感じることが出来ました。



空腹を感じ、店先の屋台で出していた食べ物を、盛り合わせたものを作ってもらうと
ひとつひとつがぎっしりした密度の味がして、とてもとても美味しくて、店頭ながら
夢中になって平らげてしまいました。(食べるのに夢中で写真を撮ってくるのを忘れました)
チーズとお肉の味がするショートパスタ、濃密なグレイビーソースの骨付きのお肉。
店を出していたのは、普段阿佐ヶ谷のイネルで金曜土曜に食事担当をしている千幌君という青年で
めっきり私は、彼の料理のファンになってしまいました。
曜日を選んで、訪れたことのないイネルにも、足を運んでみようと思います。

手しごとや 元我堂

千幌食堂



あ!
後日、こちらの『手しごとや元我堂』で、私の『月夜』『領域』をお取り扱い頂けるそうです!
納品したら、またこちらで、お知らせしますね。ともども宜しくお願いします☆




(追記)
『月夜』『領域』『ワルツ』を納品しました。
試し読み冊子もありますので、お立ち寄りの際は手に取って頂けると嬉しいです。
by pinngercyee | 2012-10-28 15:40 | 東京